ティアフォーの車載ソフトウェアパッケージ「Pilot.Auto」も、その開発と運用を行うためのクラウドベースのプロダクト「Web.Auto」も、現在進行中の自動運転開発の成果を取り込むことで日々進歩を続けています。ティアフォーでは、自動運転システムの開発と並行して、その分析と改善の為のソリューション開発も日々続けています。今回はこのためのアプローチとして、DevOps(開発と運用)と呼ばれる手法を説明します。
従来の自動車開発は、ウォーターフォール開発という、予め決められた要件に対し、上流から下流に向けて順に開発を進めていく手法が主流でした。決まった要件を後戻りなく達成していく開発に適している一方で、事前に全ての要件を定義することが難しい自動運転には通用しないという問題点がありました。
このため「アジャイル開発」が必要になります。この手法では、ソフトウエア開発を小さなフェーズで繰り返し少しづつ完成させていくことで、要件の不足や間違いに早い段階で気づくことが出来ます。そしてこの手法を、開発部分のみでなく、運用部分にまで適用し改善のサイクルを回す手法をDevOps といい、ウェブシステムやモバイルの分野では既に幅広く利用されている方法です。DevOpsはソフトウエアの運用と開発が連携し、フィードバックを与えながらリリースサイクルを回していく方法で、自動運転を早期に実現するためには非常に重要な考え方になります。
ティアフォーの取り組んでいるDevOps サイクルは以下のように構成されています。
1. フィールドオペレーション
2. アナリシス
3. デベロップメント
4. インテグレーション
5. リリース
このサイクルを繰り返すことで自動運転車をより有効でさらに安全なものへ改善していく事ができ、このDevOpsのサイクルを進化させていく事が自動運転の開発には非常に重要になります。
そしてこのサイクルを効率化するためのティアフォーのプラットフォームが「Web.Auto」と呼ばれる基盤です。
次回が本連載の最終回になります。最終回では、ソフトウェア定義型車両の概念と自動車業界にもたらす変革的な影響について説明します。
Toshihide Ando | 安藤俊秀
ティアフォー・フェロー
2019 年入社。前職ではソフトウエア開発を中心に、自動車の各種電子システム製品などの研究開発に従事。技術本部バイス・プレジデントを経て、現職。
ティアフォーでは、「自動運転の民主化」というビジョンに共感を持ち、自らそれを実現する意欲に満ち溢れた新しい仲間を募集しています。
多くの職種で採用をしています。詳細は、ティアフォーの「求人ページ」をご覧ください。カジュアル面談をご希望の方は、応募する際に「カジュアル面談希望」と記載してください。
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