自動運転用のオープンソースソフトウェアである「Autoware」は、大学の研究室の小さなプロジェクトからスタートし、現在では世界中の開発者が使い、品質の向上に貢献するソフトウェアスタックへと進化してきました。
「Autoware」公開10周年を記念して、「Autoware」について知っていただきたい10のポイントをご紹介します。
「Autoware」は、ティアフォーの創設者でありCEOである加藤真平が、当時名古屋大学の准教授だった際、2015年8月25日にオープンソースソフトウェアとして公開しました。研究プロジェクトとして始まったこの取り組みは、今ではグローバルで自動運転に関するイノベーションを生み出す存在になっています。
「Autoware」は20以上の国と地域で使用され、30車種以上に導入されています。新しいコンセプトやプロトタイプを評価したり、開発を加速するために、国内外の企業や研究者が広く活用しています。
2018年に非営利団体として設立されたAutoware Foundation(AWF)では、「Autoware」の開発が管理され、特定の企業だけで意思決定が行われることがないように運営されています。現在100以上の企業や団体が参加しており、多様なステークホルダーの貢献を促すエコシステムを形成しています。
「Autoware」は、乗用車やトラックだけでなく、配達ロボットやタクシーにも対応できる柔軟なソフトウェアスタックを備えています。たとえば、ティアフォーとヤマハ発動機の合弁会社であるeve autonomyが開発する自動搬送車両のように、工場、空港、倉庫などの閉鎖空間でも活用が進んでいます。
2025年6月、「Autoware」はGitHubで10,000スターを突破しました。これは、活発な開発者コミュニティがあるからこそ達成できた大きな節目です。1つ1つのスターには、課題を報告し合い、改善を提案し合い、実装の内容を共有し合ってきたメンバーの貢献が詰まっています。
開発者は、プロジェクトに貢献したり、議論に参加したり、GitHubにある詳細なドキュメントやリソースにアクセスすることがきます。また、2025年9月10日に開催されるAutowareConのように、対面でのミートアップも実施され、ネットワーキングや知見の共有、実践的なコラボレーションの場として活用されています。
「Autoware」は、自動車メーカーやテック企業に限らず、誰でも利用できます。AWSIMのようなオープンソースのシミュレーション環境を使えば、一般的なPCで自動運転シナリオを試すことが可能です。学生、スタートアップ企業、開発を趣味とする人たちでも、車両を用意せずに実験、検証、改善を繰り返すことができます。
自動運転システムの普及が進む中、標準化の重要性が高まっています。「Autoware」は、SOAFEE(Scalable Open Architecture for Embedded Edge)という国際的な取り組みを通じて、業界全体の相互運用性、安全性、共通アーキテクチャの推進に貢献しています。
自動運転AIチャレンジのような競技会では、ゴーカートによるリアルタイムレースで「Autoware」が使われています。また、Indy Autonomous Challengeのような国際大会では、「Autoware」を使う大学チームもあり、速度と正確性が求められる自動運転レーシングカーに挑戦しています。
「Autoware」はすでに最先端の自動運転技術を取り入れ、次世代のイノベーションをけん引しています。オフロードや宇宙での応用、エンド・ツー・エンドの運転モデル、AIを中心に据えたアプローチなど、新たな開発にも取り組んでいます。
「Autoware」についてもっと知りたい方は、GitHubページをチェックして、ぜひグローバルな開発コミュニティに参加してみてください。
ティアフォーでは、「自動運転の民主化」というビジョンに共感を持ち、自らそれを実現する意欲に満ち溢れた新しい仲間を募集しています。
多くの職種で採用をしています。詳細は、ティアフォーの「求人ページ」をご覧ください。カジュアル面談をご希望の方は、応募する際に「カジュアル面談希望」と記載してください。
「どの職種で自分の経験を活かせるかが分からない」「希望する職種が見つからない」などの場合は、ぜひ「キャリア登録」をお願いします。
お問い合わせ先
ソーシャルメディア
X (Japan/Global) | LinkedIn | Facebook | Instagram | YouTube
関連リンク