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ティアフォー、レーシングカート向け自動運転システムのリファレンスデザインを公開

作成者: TIER IV|Sep 24, 2026, 5:59:59 AM

「自動運転の民主化」をビジョンに掲げる株式会社ティアフォー(本社:東京都品川区、代表取締役 執行役員 CEO:加藤 真平、以下ティアフォー)は、レーシングカート向け自動運転システムのリファレンスデザインを構築し、そのソフトウェアや設計情報をGitHubの公開リポジトリ上で公開しました。本リファレンスデザインは、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」を基盤とし、シミュレーションから実車までの開発・評価を支える環境と併せて提供されます。公益社団法人自動車技術会が主催する「自動運転AIチャレンジ」が2026年7月から9月にかけて開催され、予選と決勝を通して240チーム、約600人の参加者が本リファレンスデザインを共通基盤として活用しました。この取り組みを通じてティアフォーは、オープンな技術開発と次世代人材の育成を支援します。

自動運転システムの開発には、車両、センサー、車載コンピューター、ソフトウェアなど、さまざまな要素を組み合わせ、実際に走行できるシステムへと統合する作業が必要です。さらに、開発した技術を評価するためには、シミュレーション環境や実車両での試験環境も欠かせません。こうした開発・評価環境を一から構築することは、新たに自動運転分野に参入する開発者にとって大きな負担となり、技術開発や人材育成の障壁の一つとなっています。

「自動運転AIチャレンジ」は、学生から社会人まで、さまざまな技術レベルの開発者に自動運転技術の開発機会を提供する競技大会です。参加者が自動運転ソフトウェアの開発を実践的に学び、技術を競い合うことを通じて、人材育成と自動運転分野への参入促進を目指しています。2026年9月19日と20日に開催された決勝では、レーシングカートを対象に、シミュレーションや実車両を用いた競技が行われました。

ティアフォーは、開発者が共通の出発点として利用し、目的に応じて改良・拡張できるよう、レーシングカート向け自動運転システムのリファレンスデザインを構築しました。本リファレンスデザインは「Autoware」を基盤とし、自動運転ソフトウェアやシミュレーター、その他の設計情報をGitHub上で公開しています。これらに実車両や開発・評価環境を組み合わせて提供することで、参加者はシステム全体を一から構築することなく、自動運転アルゴリズムやAIモデルの開発・改良に取り組むことができます。 

本リファレンスデザインと、それを活用するための開発・評価環境は、主に以下の要素で構成されています。

  • 車両・ハードウェア構成トムスのEVレーシングカート、全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite System:GNSS)、慣性計測ユニット(Inertial Measurement Unit:IMU)、車載コンピューター

  • 自動運転ソフトウェア:「Autoware」を基盤としたレーシングカート向けオープンソースソフトウェア

  • シミュレーション環境:レーシングカートの走行を再現するシミュレーターと、開発したソフトウェアをオンラインで評価する環境

  • 開発・評価ツール:ソフトウェアの導入、実行、走行結果の確認などを支援するウェブプラットフォーム

このうち、自動運転ソフトウェア、シミュレーター、設計情報はGitHubの公開リポジトリから利用できます。実車両や大会向けのオンライン評価環境などは、これらの公開資産と組み合わせて提供されました。 

本大会では、240チーム、約600人の参加者が共通の技術基盤を活用し、それぞれの発想や技術力を生かして自動運転システムの開発・改良に取り組みました。参加者がシステム全体の構築に要する負担を抑えながら、多様なアプローチを試みられる環境を提供したことは、オープンな技術開発と人材育成に向けた実践的な取り組みとなりました。

シミュレーション決勝の様子

実車両決勝の様子

ティアフォーは「自動運転の民主化」の実現を目指し、「Autoware」を中心としたオープンソースのエコシステムを世界各地に広げています。今後もオープンソースを通じた自動運転システムのリファレンスデザインの拡充や開発・評価環境の整備を進め、企業、研究機関、教育機関などのパートナーと共創しながら、自動運転の社会実装を支えるエコシステムの拡大を目指します。

株式会社ティアフォーについて
株式会社ティアフォーは、「自動運転の民主化」をビジョンに掲げ、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を主導するディープテック企業です。自社製品として「Autoware」を活用したソフトウェアプラットフォームを提供し、それらを基盤に市場ニーズに応じた自動運転における各種サービスを展開しています。ティアフォーは、「Autoware」が生み出すエコシステムを通じて、世界中のパートナーと連携しながら自動運転の可能性を広げ、より安全で持続可能な社会の実現を目指しています。

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