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Japan Mobility Show Bizweek 2024:ソフトウェア人材の育成とコミュニティの重要性

作成者: TIER IV|Nov 19, 2024 1:00:00 AM

 

ティアフォーのCEOである加藤が、「Japan Mobility Show Bizweek 2024」の期間中の10月17日に開催された「モビリティDXプラットフォーム」のローンチイベントにパネリストとして登壇しました。モビリティDXプラットフォームはソフトウェア定義型自動車(SDV: Software-Defined Vehicle)や自動運転、Mobility as a Service(MaaS)、データ利活用などのモビリティDXを促進するため、様々な企業と人材、情報が集積、 交流するコミュニティです。

 

本パネルセッションでは自動車技術会・会長の中畔氏、東京大学の松尾豊教授、そして経済産業省・自動車課モビリティDX室長の伊藤氏とともにソフトウェア人材の育成とコミュニティの重要性について意見交換しました。今回は、パネルセッションで加藤が話した内容をお届けします。

— 本イベントのテーマであるソフトウェア人材の育成とコミュニティについての考えを教えてください。

 

本日のテーマである、人材育成やコミュニティづくりについては、これら2つを日本国内で実現することができれば、世界の市場とも戦えると以前から思っていました。そして今、モビリティDXプラットフォームが立ち上がり、今後がとても楽しみです。

 

中でも自動運転は大きな焦点の1つとなります。自動運転はハードウェアとソフトウェアで構成されますが、それぞれの技術をどのようにつなぎ合わせれば実現できるのか、ということが最近になって分かってきたところです。これから技術を確立し、実証を重ね、コストなど色々な面で競争をしていくのだと思います。

 

先日発表されたノーベル賞でも、人工知能(AI)に関連したテーマが多く受賞していますが、自動運転や自動車の領域においても、AIとソフトウェア、ハードウェアの組み合わせが重要になります。人材育成という観点では、既存のソフトウェアやハードウェアだけでなく、AIのような新しい技術を理解し、設計ができる技術者が今後必要になります。

 

東京大学・松尾豊教授(左)とCEO・加藤(右)

 

現在のAI開発は、何千~何万台ものGraphics Processing Unit(GPU)をつなげて行います。自動車の世界ではそのように高性能なものというよりは、効率性が重視されます。こちらは日立Astemoさんからお借りしたサンプルですが、この大きさのハードウェアに最先端のAIや、既存の車両のソフトウェアをしっかりと実装できる技術が必要になります。

 

また、自動運転車両では小さな車載カメラを複数つなげ、360度周囲が見える状況を作り出し、その画像をAIに認識させています。このようなことができる人材を生み出し、育成していくことが求められています。

 

ティアフォーの車載カメラ

 

— 世界経済フォーラムでSDVが活発に議論されていることをSNSでも発信をされていましたが、グローバルな場で見たときに、海外と日本の差や課題はどのような点にありますか?

 

世界経済フォーラムでは様々な経済の課題を扱っていますが、気候変動と並んで、「ソフトウェア」や「車」が大きく取り上げられています。抽象度高く見ると、世界と日本にそこまで大きな差はないと思います。しかし、個別の開発や企業によってリスクや経済に対する考え方は異なりますし、国によって倫理感や規制は異なります。共通の考え方自体にほとんど差はないものの、いざそれを実装しようと思った時に差が出てくると思います。自動車産業においては、日本は間違いなくトップにいると思います。しかし、市場は全てが揃ってないと作られないので、スタートアップを含む業界全体の柔軟性と革新が求められます。

 

— モビリティDXにおける日本の勝ち筋についてどのように考えますか?

 

勝ち筋はいくつかありますが、本日のテーマになっているコミュニティ作りは間違いなくその一つだと思います。例えば、AIによるソフトウェア開発分野での人材の育成を目的として開催されているAIチャレンジですが、5年前に開催された第1回目はわずか4チーム、10人ほどの参加者でした。それが今、伊藤室長や中畔会長にも関わっていただき、140チーム、400人ほどの規模になり、大会のレベルも上がっています。

 

質を上げるには数も必要だと思います。ティアフォーは国内では自動運転業界を牽引していると思いますが、僕らにも生み出せないようなものを個人が生み出し始めています。このようにコミュニティを作り、多様な人材が参加し、共に開発を行うことで、自動車業界に価値のあるものを生み出す確率を上げていくことが勝ち筋になっていくと思うので、モビリティDXプラットフォーム戦略に大きな期待を寄せています。

 

  • 本パネルディスカッションのフルバージョンはこちら
  • 本ローンチイベントの詳細はこちら

パネルディスカッション同日に、日立Astemoとの自動運転システム共同開発に関するプレスリリースと、松尾研究所との自動運転2.0に向けた生成AI開発プロジェクトに関するプレスリリースを公開しました。

 

 

また、松尾研究所との共同研究プロジェクトを報告しています。

 

ティアフォーでは、「自動運転の民主化」というビジョンに共感を持ち、自らそれを実現する意欲に満ち溢れた新しい仲間を募集しています。


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